(1)列車事故
甘木鉄道が原因となる重大事故の発生はありませんでした。
(2)踏切障害事故
ア 今年は、踏切障害事故の発生はありませんでした。
イ 見透し不良箇所等事故を起こしやすい踏切については改善をしていきます。
[改善内容]
☆通行者(車)から踏切がより鮮明に分かるようにする。
・踏切警報機の塗装又は取替
・踏切遮断棹の取替
・踏切警報灯の全方向型化(LED式)
・老朽化した踏切照明の順次交換
・支障物の除去(草刈り、樹木の伐採)等
☆列車運転士から踏切の動作状態が分かる踏切動作反応灯を確認しやすいものに取替えていきます。(LED化)
「踏切種別」
・1種踏切:警報機、遮断機付 34箇所
・4種踏切:警報機、遮断機なし 2箇所
(3種踏切:警報機付、遮断機なし 0箇所)
(3)災害
平成30年度においては、沿線の災害発生はありませんでしたが、近年全国各地で発生している「局地的な集中豪雨」などに備え、要注意箇所の点検や老朽化設備の整備に今後も努めてまいります。
(4)輸送・人身障害(列車の運転を休止したもの)
年 |
件数 |
運休(本) |
内 容 |
2016
(H28.4〜H29.3) |
1 |
2 |
熊本地震の影響による運休 |
1 |
2 |
集中豪雨の影響による運休 |
1 |
2 |
運行システム不具合による運休 |
1 |
2 |
線路支障による運休 |
2017
(H29.4〜H30.3) |
1 |
9 |
九州北部豪雨の影響による運休 |
2 |
9 |
踏切障害事故 |
1 |
10 |
運行システム不具合による運休 |
2018
(H30.4〜H31.3) |
1 |
65 |
集中豪雨の影響による運休 |
1 |
2 |
車両の故障による運休 |
(5)インシデント(事故の兆候)
平成30年6月に、踏切遮断機が降下しない状態で列車が通過する事象が発生しました。
原因は、現場作業中の係員による機材交換中の作業手順ミスであったため、九州運輸局の指導に基づき、安全作業マニュアルを作成し、同種同様のインシデントを起こさないよう、社内一丸となって取り組んでまいります。
(6)行政指導等
前年に引き続き、行政指導等はありませんでした。 |